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震度6弱とは、どれくらいの揺れ?

ニュースで「震度6弱」と聞いても、それが自分の家で何が起きることなのかは分かりにくいものです。気象庁の公式な説明を、人・部屋・家の3つの側から並べました。最後に、あなたの街で30年以内に起きる確率まで確認できます。

まず答え:立っていられるかどうかの境目

気象庁の「震度階級関連解説表」では、震度6弱は人の状況として「立っていることが困難になる」と説明されています。 ひとつ上の6強は「立っていることができず、はわないと動くことができない」6弱と6強の間に、自分の力で立って動けるかどうかの境目があります——これが、避難のしかたが変わる線です。
震度人はどうなるか部屋の中はどうなるか
5強大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。固定していない家具が倒れることがある。
6弱立っていることが困難になる。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。
6強立っていることができず、はわないと動くことができない。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。
7(気象庁の表では6強と7が同じ説明。はわないと動くことができず、揺れにほんろうされ、飛ばされることもある)固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。

※表は横にスクロールできます。 出典: 気象庁「震度階級関連解説表」(2026年9月2日に取得)。震度はゆれの強さの階級であって、地震そのものの大きさ(マグニチュード)とは別のものです。

同じ震度6弱でも、家によって結果が変わる

ここが、この表のいちばん大事なところです。 気象庁の解説表は木造住宅を「耐震性が高い」「耐震性が低い」の2列に分けています。 同じ震度6弱でも、書かれている内容がここまで違います。
耐震性が高い木造住宅
壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみられることがある。
耐震性が低い木造住宅
壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。大きなひび割れ・亀裂が入ることがある。瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある。

揺れの強さは土地で決まりますが、その揺れで家がどうなるかは家で決まります。震度6弱という同じ入力に対して、出力が「軽微なひび割れ」と「倒れるものもある」に分かれる——ここが、住まいの判断で見るべきところです。

「1981年より前かどうか」だけでは決まりません

気象庁の注記には、耐震性は「概ね昭和56年(1981年)以前は低く、昭和57年(1982年)以降は高い傾向がある」と書かれています。 ただし同じ注記の中で、こうも明記されています——「構法の違いや壁の配置などにより耐震性に幅があるため、必ずしも建築年代が古いというだけで耐震性の高低が決まるものではない」「既存建築物の耐震性は、耐震診断により把握することができる」。
つまり築年数は目安であって判定ではありません。古い家がすべて危ないわけでも、新しい家がすべて安全なわけでもない。確かめる方法は耐震診断です。

あなたの街で、30年以内に起きる確率は?

震度6弱がどんな揺れかが分かったら、次は「それがどれくらいの見込みで起きる場所なのか」です。 国(防災科学技術研究所)のJ-SHISは、30年以内に各震度以上の揺れに見舞われる確率を全国で計算しています。 下の2枚は、全国1,912市区町村の役所付近で同じ階級区分で描いたものです。
30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を、全国1,912市区町村の役所付近で色分けした日本地図。太平洋側に高い地点が集中している。
30年以内に震度6弱以上:全国1,912市区町村の役所付近の値。中央値は19.1%、60%以上が331地点、5%未満が449地点。
30年以内に震度6強以上の揺れに見舞われる確率を、上の地図と同じ階級区分で色分けした日本地図。色のつく地点が大きく減る。
30年以内に震度6強以上上と同じ階級区分で描いているので、そのまま重ねて比べられます。1段階上げるだけで、色のつく地点は大きく減ります。 ※どちらも役所付近の1地点の値で、市区町村の全域を代表するものではありません。出典: 防災科学技術研究所 J-SHIS 確率論的地震動予測地図 2024年版(平均ケース・全地震)/国土地理院タイル。

確率の数字そのものの読み方(「30年で83%」は高いのか低いのか)は地震確率の読み方にまとめています。低い側の地域の分布は確率が「低い地域」はどこ?へ。

自分の話にするには、2つそろえる

震度6弱は「立っていることが困難になる」揺れ。でも、それがあなたにとって何を意味するかは、次の2つがそろって初めて決まります。
  1. その土地で、どれくらいの見込みで起きるのか市区町村ごとのページ、または住所を入れる無料チェックで確認できます(同じ市の中でも地盤で変わるので、住所単位のほうが正確です)
  2. その揺れに、あなたの家が耐えられるのか — 築年数は目安にすぎません。確かめる方法は耐震診断です。多くの自治体が費用の補助を出しています(「お住まいの市区町村名+耐震診断 補助」で調べられます)

揺れやすさは土地の地盤でも変わります。まもいえの無料チェックと市区町村ページでは、確率と一緒に地盤の増幅率(揺れの増えやすさ)も表示しています。 地震のあとの動き方は地震のあとにすること、 家具の固定など今日からの備えは防災セットをそろえるもどうぞ。

よくある質問

Q.震度6弱とは、どれくらいの揺れですか?
A.気象庁の「震度階級関連解説表」では、震度6弱は人の状況として「立っていることが困難になる」と説明されています。屋内では固定していない家具の大半が移動して倒れるものもあり、ドアが開かなくなることがあります。屋外では壁のタイルや窓ガラスが破損・落下することがあります。
Q.震度6弱と6強では、何が違いますか?
A.人の状況が変わります。6弱は「立っていることが困難になる」、6強は「立っていることができず、はわないと動くことができない」です。つまり6弱と6強の間に「自分の力で立って動けるかどうか」の境目があります。家具も、6弱は「大半が移動し、倒れるものもある」、6強は「ほとんどが移動し、倒れるものが多くなる」と変わります。
Q.震度6弱で家は倒れますか?
A.同じ震度6弱でも、家によって結果が変わります。気象庁の解説表は木造住宅を耐震性の高いものと低いもので2列に分けており、6弱では耐震性が高い場合は「壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみられることがある」、低い場合は「瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある」と書かれています。なお国は「建築年代が古いというだけで耐震性の高低が決まるものではない」「既存建築物の耐震性は、耐震診断により把握することができる」とも明記しています。
Q.自分の街で震度6弱以上が起きる確率は分かりますか?
A.分かります。防災科学技術研究所のJ-SHIS(2024年版)では、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が全国で計算されています。全国1,912市区町村の役所付近で見ると中央値は19.1%です。まもいえでは市区町村ごとのページと、住所単位の無料チェックの両方で確認できます。
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