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選び方
住所から災害リスクを調べるサービス、どう選ぶ?
住所を入れるだけで災害リスクが分かるサービスは、いくつもあります。まもいえもその1つです。ここでは主要な4つについて、実際の出力と各社の公表内容をもとに、費用・対象エリア・判定できる災害の種類を並べました。他社が優れている点も、そのまま書きます。確認日は2026年7月26日です。
先に結論 — 目的で選ぶものが変わります
- 土地の素性を深掘りしたい(地盤の強さ、昔この場所は何だったか) → 地盤サポートマップ。自社の地盤解析による「地耐力」と、明治時代以降の古地図・航空写真が見られます。ここはまもいえにはありません。
- 保険の見直しで1枚の資料が欲しい → すまいのリスクマップ。A4・4ページのPDFが出ます。最寄りの活断層名と、その断層による予測震度まで載ります。
- 首都圏のマンションを検討中で、査定情報と一緒に見たい → イエシル災害リスクレポート。
- 候補地を無料・登録不要で素早く比べたい/数字の意味と、次にやることまで知りたい → まもいえ。全国の戸建て・土地・マンションが対象です。
無料で使えるものは併用がいちばん確実です。うちだけを見てくださいとは申しません。
比較表
| まもいえ | 地盤サポートマップ | すまいのリスクマップ | イエシル | |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | civilrize | ジャパンホームシールド | 日新火災海上保険 | イエシル |
| 費用 | 無料(有料レポートは任意で¥1,980) | 地図の閲覧は無料 | 無料 | 770円(税込)/1軒。無料キャンペーンが実施される期間あり |
| 会員登録 | 不要 | 地図の閲覧は不要(レポート出力には登録が必要) | 不要 | 必要 |
| 対象 | 全国・戸建て/土地/マンション | 全国 | 全国 | 東京・神奈川・埼玉・千葉のマンション |
| 洪水(想定最大規模) | ○ 深さ | ○ 地図 | ○ 深さ | ○ 深さ |
| 洪水(計画規模) | ○ 深さ | ○ 地図 | ○ 深さ | — |
| 浸水継続時間 (水が引くまで) | ○ | — | — | — |
| 家屋倒壊等 氾濫想定区域 | ○ | — | — | — |
| 内水氾濫の地点判定 | ○(掲載62市町村) | — | 解説のみ | — |
| 高潮 | ○ 深さ | — | — | — |
| 津波 | ○ 深さ | — | ○ 深さ(南海トラフ個別も) | ○ 深さ |
| 土砂(警戒区域) | ○ 3種類 | ○ 危険箇所も | ○ | ○ |
| 土砂(特別警戒区域) | ○ 指定予定も区別 | — | ○ | — |
| 地震の発生確率 | ○ 2024年版・3段階 | ○ 5弱・6弱 | ○ 3段階 | ○ |
| 活断層 | ○ 地震名(活断層・海溝型)+予測震度+発生確率 | ○ 位置を地図で(地表トレースも) | ○ 最寄り断層名+予測震度 | ○ 位置 |
| 液状化 | ○ | ○ | ○ 4段階 | ○ |
| 地盤の強さ(地耐力) | — | ○ 自社解析・4段階 | — | — |
| 昔の地図・航空写真 | — | ○ 明治期以降 | — | — |
| 避難場所 | ○ 逃げ込む場所と 生活する場所を2層で | ○ 災害種別で地図表示 | — | ○ 最寄りの避難所 |
| 2住所の比較 | ○ | ○ 住所の保存 | — | — |
○=当社が2026年7月26日に確認できた項目。—=同日時点で確認できなかった項目(提供が無いと断定するものではありません)。 各社の公表ページおよび実際に出力した結果に基づきます。仕様は変わることがあるため、最新は各社の案内をご確認ください。
他社が優れている点
比較表で「—」が並ぶと自社が有利に見えてしまうので、逆側を先に書きます。
- 地盤サポートマップ:地耐力(地盤の強さ)の自社解析は、国の公開データにはない独自の情報です。加えて明治期からの古地図・航空写真で「昔この場所は何だったか」を自分の目で確かめられます。土地の素性を知るという点では、まもいえより深く踏み込めます。
- すまいのリスクマップ:南海トラフ巨大地震による津波浸水深を個別の項目として持っています(まもいえは、都道府県が定めた最大クラスの津波の想定=南海トラフ等を含む想定として扱っています)。地盤の揺れやすさも7段階と細かいです。
- イエシル:マンションの査定・相場情報と同じ画面で災害リスクを見られます。首都圏のマンション検討なら、この一体感は便利です。
まもいえが力を入れているところ
運営者は洪水ハザードマップを作る側にいた技術者です。自分が家を買うときに、自分の家のリスクをぱっと把握できませんでした。情報は公開されているのに、届く形になっていない——その悔しさから作ったサービスなので、力点は次の3つに置いています。
- 深さの先にあるものを見る。浸水継続時間(水が引くまでの時間)と家屋倒壊等氾濫想定区域。前者は在宅避難が成立するかを、後者は「上の階に逃げれば大丈夫」が通用するかを決めます。公開データに存在するのに、扱っているサービスは限られます。
- 数字を暮らしの言葉に翻訳する。「浸水3.0〜5.0m」を「2階の床に迫る高さ」と書き、その土地で何を優先して備えるかまで示します。
- 判定できないことは、できないと書く。内水氾濫は国の地図への掲載が全国62市町村だけなので、未掲載を「区域外」とは表示せず「データ未整備」と出します。危険を小さく見せる誤りがいちばん怖いからです。
どうやって比較したか(方法と限界)
- すまいのリスクマップはA4・4ページのPDFを実際に出力し、地盤サポートマップは地図上のレイヤー一覧を実際に確認しました(2026年7月26日)。イエシルは会員登録が必要なためレポート実物は出力しておらず、公表されている案内の記載のみに基づきます。
- 「—」は確認できなかったという意味で、提供が無いと断定するものではありません。仕様変更や、当社が把握していない機能がある可能性があります。
- 費用・登録の要否・対象エリアは各社の公表内容に基づきます。キャンペーン等で変わることがあります。
- この記事はまもいえの運営者が書いています。自社に有利な見え方になりやすい前提を踏まえ、他社の優位点を明記し、目的別に他社をすすめる場面も書いています。
そして、どのサービスも公開データを加工した参考情報です。判定の単位(地図画素・約250mメッシュなど)にも限界があります。契約前の最終確認は、 お住まいの自治体が公表する最新のハザードマップと、国の重ねるハザードマップで行ってください。 まもいえが参照しているデータは出典ページにすべて開示しています。
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