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知って、決める

ハザードマップの見方、5分でわかる版

ハザードマップは「見れば分かる」ようで、実は前提を知らないと読み違えやすい地図です。色の意味、2種類ある想定の違い、見落としがちな3つの地図——家を探すとき・いまの住まいの備えを考えるときに必要な読み方だけを、ぎゅっとまとめました。

まず:ハザードマップは2か所にある

  • 市区町村のハザードマップ:避難場所・避難のルールなど「その街での動き方」が載っています。
  • 重ねるハザードマップ(国):全国の浸水・土砂・津波・高潮などを1つの地図で重ねて見られます。住所をまたいで比較したいときはこちら。

物件比較の段階では「重ねる」で広く見て、住む街が決まったら市区町村版で避難まで確認する、という使い分けが効率的です。

浸水の色の意味 — 覚えるのは3つの高さだけ

浸水想定の色分けは細かいですが、暮らしへの意味で覚えるなら3段階です。
  • 0.5m = 床上浸水のライン。ここから1階の家財・設備に実害。
  • 3.0m = 1階の軒下まで。1階は水没する前提、2階以上が生活の避難先。
  • 5.0m = 2階の軒下まで。垂直避難でも安全とは言えない水準。

「想定最大規模」と「計画規模」— 2種類ある理由

洪水の浸水想定には2種類あります。
  • 想定最大規模:1000年に1回程度の、考えうる最大級の雨。命を守る計画(避難・寝室の階)はこちらで。
  • 計画規模:川ごとに定めた治水の目標(おおむね数十年〜200年に1回程度の雨)。起こりやすさの感覚はこちらが近い。

「最大で備えて、計画で頻度をつかむ」——2枚をこう使い分けると、過度に怖がらず、甘く見ずに済みます。

見落としがちな3つの地図

  • 浸水継続時間:水が引くまでの時間。1日と2週間では在宅避難の成立可否が変わります。
  • 家屋倒壊等氾濫想定区域:氾濫の勢いで建物ごと壊れるおそれのある区域。浸水深より先に確認したい、性質の違うリスク。
  • 内水(ないすい):川があふれなくても、下水が雨を処理しきれずに起こる浸水。都市部では実は身近な水害です。

土砂災害:黄色と赤の違い

  • 土砂災害警戒区域(黄色):命に危険が及ぶおそれがあり、避難体制が整えられる区域。
  • 土砂災害特別警戒区域(赤):建物が壊されるおそれがあり、建築物の構造規制や開発の許可制がかかる区域。物件選びでは重みがまったく違います。

全部をいちどに見るなら

ここまでの項目を住所ひとつでまとめて確認できるのがまもいえの無料チェックです(洪水・地震・土砂・津波・高潮・液状化)。 さらに深さの実数値・継続時間・家屋倒壊・避難場所まで踏み込んだ「まもいえレポート」のサンプルも公開しています。気になる物件が「色つき」だった方は、浸水想定区域の家の判断基準へどうぞ。

よくある質問

Q.ハザードマップで色がついていない場所なら、安全ですか?
A.「色がない=安全のお墨付き」ではありません。想定を超える雨、下水があふれる内水氾濫、想定図が公表されていない中小河川など、地図に表れないリスクがあります。色がない場所でも、土地の低さや過去の浸水履歴とあわせて見るのがおすすめです。
Q.ハザードマップは変わることがありますか?
A.あります。想定条件の見直し(計画規模から想定最大規模への切り替えなど)で、区域や深さが大きく広がった地域もあります。家の購入・契約のときは、必ず最新版で確認してください。
Q.マンションの上層階に住むなら、関係ないですか?
A.部屋が浸水しなくても、電気室や受水槽が地下・1階にあると、浸水で長期間の停電・断水・エレベーター停止・トイレ使用不可が起こりえます。建物としての水害対策と管理組合の計画も確認しておくと安心です。
Q.地震のリスクもハザードマップでわかりますか?
A.揺れの起こりやすさは、市区町村のハザードマップよりも、国の地震ハザード情報(J-SHIS)が基本の情報源です。まもいえでは住所を入れるだけで、J-SHISの30年以内の震度確率と地盤の情報もあわせて確認できます。
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