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知って、決める
液状化しやすい土地の調べ方と、買う前の対策
地震の揺れそのものは全国どこでも起こりますが、「液状化」は起こりやすい土地がはっきり分かれています。カギは土地の生い立ち。家が傾く・ライフラインが壊れるという“揺れの後に長く続く被害”だからこそ、買う前・建てる前に知っておく価値があります。
液状化で何が起きる?(30秒版)
地震の強い揺れで、水を多く含んだ砂の地盤が一時的に液体のようにふるまう現象です。起きるのは建物の傾き・沈下、水道・ガス・下水などの埋設管の破損、マンホールの浮き上がりなど。 揺れが収まった後も、傾いた家には住み続けにくく、修復には大きな費用がかかります。建物の頑丈さでは防げない、「地面そのもの」の問題です。
しやすい土地は「生い立ち」で分かる
液状化のしやすさは、その土地がかつて何だったか(微地形区分)からおおよそ推定できます(若松・松岡の手法として知られる考え方です)。
- 可能性が高い:旧河道(昔の川すじ)・埋立地・干拓地・三角州・砂州のあいだの低地
- 中くらい:自然堤防・砂州・扇状地・谷底の低地 など
- 低い:台地・丘陵・山地 など、締まった地盤
まもいえの無料チェックでは、国の地盤データ(J-SHIS)の微地形区分から、この推定を住所ひとつで確認できます。 「沼・池・洲・浜・川」などの付く古い地名も参考になりますが、あくまでヒント——データで確かめるのが確実です。
買う前・建てる前にできること
- 地盤調査報告書の開示を求める:戸建てで標準的なSWS試験(スクリューウェイト貫入試験)は手軽ですが、液状化の判定には十分でないことがあります。液状化が心配な土地では、土質まで見る調査が行われたかを確認。
- 対策の有無と内容:杭基礎・地盤改良などの工法・深さ・目的を記録で確認(「改良済み」の一言で済ませない)。
- 自治体の液状化マップ:過去の液状化履歴や予測図を公開している自治体が多くあります。生い立ちデータと突き合わせると確度が上がります。
- 周辺の観察:内見時に、近くの電柱や塀の傾き、道路の不自然な補修跡もヒントになります。
お金の備えは「地震保険」一択
ここが一番誤解の多いポイントです。液状化で家が傾いても、火災保険(水災補償を含む)では補償されません。 地震が原因の損害は地震保険のみが対象で、液状化による傾き・沈下も損害の認定対象になります。 液状化の可能性が「高」の土地に住むなら、地震保険は「入るかどうか」ではなく「いくらで入るか」の話だと考えるのが現実的です。
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地盤の情報を、1枚のレポートで
まもいえレポート(サンプル公開中)では、 微地形区分・地盤の硬さ(AVS30)・揺れの増幅率まで含めた「土地の生い立ち」の章を用意しています。 液状化・地震・浸水がひとつの原因(低くて軟らかい土地)でつながっているケースも、レポートだと一目で分かります。
よくある質問
Q.マンションなら、液状化は関係ないですか?
A.杭基礎のマンションは建物本体が無事なことが多い一方、周辺の地盤が沈下してエントランスに段差ができたり、水道・ガスなどの引き込み管が壊れたりすることがあります。建物は立っていても、しばらく住みにくくなる——それが液状化の典型的な影響です。
Q.一度液状化した土地は、また液状化しますか?
A.起こりえます(再液状化)。過去に液状化した記録がある土地は「しやすい条件がそろっている」ことの証拠でもあるので、自治体が公開する液状化の履歴・予測マップもあわせて確認するのがおすすめです。
Q.地盤改良済みと言われました。安心していいですか?
A.工法と深さによります。建物を支える改良(表層改良・柱状改良など)が、そのまま液状化対策になっているとは限りません。どの工法を・どの深さまで・何の目的で行ったのか、地盤調査報告書と施工記録で確認してください。
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