住まいの災害カルテ — 6つの災害を、公式データで深掘り
作成日: 2026-07-04
データ取得日: 2026-07-04
データ取得日: 2026-07-04
対象地点
東京都墨田区押上一丁目1-2 周辺(サンプル)
35.71008, 139.80861
このレポートは下記よりお渡ししています
〇〇保険サービス(御社名がここに入ります)TEL 00-0000-0000 / 担当:〇〇
水災・地震補償の見直しも承ります。お気軽にご相談ください。
総合判定
要警戒浸水想定区域・地震の高確率・高潮浸水想定・液状化の可能性が高い、の4項目に該当
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
この土地の主役リスクは「水」と「揺れ」です。がけ崩れや津波の心配は要りませんが、大雨・台風で水が来る想定があり、地震は確率・揺れやすさとも注意すべき水準です。裏を返せば備え方がはっきりしている土地ともいえます——この後の章で、順番にご案内します。
水害(洪水)— 深さ・引くまでの時間・家屋倒壊
地図: 国土地理院(地理院タイル 淡色)+ハザードマップポータルサイト(洪水浸水想定・想定最大規模)を重ねて表示。●が対象地点。 画面では拡大・移動できます。印刷・PDFでは対象地点を中央に表示します。
想定される浸水の深さ0.5〜3.0m未満想定最大規模の降雨(1000年に1回程度)
水が引くまでの時間1日〜3日未満浸水継続時間(同上の想定)
家屋倒壊等氾濫想定区域区域外氾濫流・河岸侵食とも該当なし=家自体が流されるリスク区域ではない
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
浸水0.5〜3.0m未満は、大人の腰の高さから、深い場所では1階の天井近くまで水が来るという意味です。1階で寝ている間の浸水が、いちばん避けたい事態です。 一方で家屋倒壊等氾濫想定区域には該当しないため、頑丈な建物なら2階以上への「垂直避難」が現実的な選択肢になります。その場合のカギは「水が引くまで1日〜3日未満」を耐えられるか——その日数分の水・食料・簡易トイレ・電源が、この家の備えの基準になります。
参考:被害と保険料のバランス
床上浸水の想定 — 「年約2万円」と「一度で数百万円」を比べる
この地点は床上浸水(0.5〜3.0m未満)の想定です。床上浸水では壁・床・電気設備・給湯器・家財などに被害が及び、 修繕・買い替えで数百万円規模になることも少なくありません(水災の保険金支払い事例より)。 一方、火災保険の水災補償の保険料は年2万円前後が目安。 「起こる確率は低いが、一度で数百万円」と「年2万円」を並べて、備えの要否をご検討ください。 あわせて家財の水災補償(建物とは別特約)の有無も確認を。
概算・参考です。実際の被害額は建物構造・浸水の深さと継続時間・家財量で大きく変わります(出典: 各社の火災保険情報・水災の保険金支払い事例)。
高潮 — 台風のときの海からの水
高潮の浸水想定0.5〜3.0m未満想定最大規模の台風・高潮浸水想定区域内
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
大雨の川の氾濫だけでなく、台風の気圧と風で海面が持ち上がる「高潮」でも0.5〜3.0m未満の浸水が想定されています。 つまりこの土地の水害は「大雨」と「台風」の両方で起こりえます。台風接近時は、川の水位だけでなく潮位と満潮時刻にも注意してください。 高潮は進路予報で数日前から警戒できるので、早めに動けば防げるのが救いです。
地震 — 揺れの確率と、地盤の増幅
30年以内・震度5強以上99.7%生活圏で一度は経験する前提で
30年以内・震度6弱以上83.2%全国でも高い水準
30年以内・震度6強以上31.5%倒壊被害が広がりうる揺れ
地盤の揺れやすさ増幅率 2.28倍AVS30=152m/s。軟らかい地盤で、硬い地盤より揺れが増幅されやすい
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
震度6弱は「立っていられず、耐震性の低い建物では倒壊もありうる」揺れです。その確率が30年で83.2%——住んでいる間に一度は起こる前提で考えるのが現実的です。さらにこの土地は地盤が軟らかく、同じ地震でも周辺の硬い地盤より揺れが大きくなりやすい特性があります。建物の耐震性(新耐震基準か、耐震等級)と家具の固定が、そのまま命を守る備えになります。
東京都の地域危険度(押上1丁目・町丁目単位)
建物倒壊危険度ランク3/5揺れによる建物被害の起こりやすさ(地域の建物・地盤特性)
火災危険度ランク2/5地震火災の出火・延焼の危険性
総合危険度ランク2/5都内5,192町丁目中 2072位
出典: 東京都都市整備局「地震に関する地域危険度測定調査(第9回)」(令和4年9月公表)・CC BY 4.0。国の250mメッシュより細かい、都独自の実調査(相対評価)です。
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
東京都の実調査(町丁目単位)では、押上1丁目の総合危険度はランク2(都内5,192町丁目中 2072位)と、都内では相対的に低めの評価です。 ただしこれは都内での相対比較であり、揺れの確率そのもの(前掲)が低いという意味ではありません。基本の備えは変わらず有効です。
液状化 — 地面そのものが揺れに弱いか
液状化の可能性高微地形区分「干拓地」からの推定。若松・松岡の手法による目安
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
液状化とは、地震の揺れで砂まじりの緩い地盤が液体のようにふるまう現象です。建物が傾く、水道・ガス管が壊れる、道路がうねる—— 揺れそのものより「その後の暮らし」に長く影響します。この土地は干拓地に分類され、可能性は高。 特に戸建てを検討する場合は地盤調査報告書と液状化対策(杭・地盤改良)の有無を必ず確認してください。 なお液状化の損害は火災保険では対象外で、地震保険でのみ補償されます。
土砂災害・津波
土砂災害警戒区域区域外急傾斜地の崩壊・土石流・地すべり、3種類すべて確認して該当なし
津波の浸水想定区域外津波浸水想定区域に該当なし
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
「該当なし」も、確認したからこそ言える大事な情報です。この土地では、がけ崩れと津波は主要リスクから外して、ほかの備えに集中させて大丈夫です。
土地の生い立ちと標高 — リスクの「根っこ」
微地形区分干拓地国の地盤データ(表層地盤)による土地の分類
標高0.8m1m(レーザ)による測量値
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
この章が、レポート全体の「なぜ」に答えます。ここはもともと水辺・低地だった土地(干拓地・標高0.8m)—— だから水が来やすく(洪水・高潮)、地盤が軟らかい(揺れの増幅・液状化)。バラバラに見えた警戒項目は、実はぜんぶ「干拓地という土地の生い立ち」ひとつにつながっています。 土地の性格を知れば、備えの優先順位は自然に決まります。
避難 — 近くの指定緊急避難場所と、大事な注意
洪水に対応する指定緊急避難場所(国土地理院データ)。対応災害: 洪水・高潮・内水。距離は直線距離、徒歩は80m/分換算の目安。
※国のデータに基づくため、自治体が独自に指定する避難所が含まれない場合があります。墨田区を含む自治体の避難所一覧で必ずご確認ください。
まもいえの翻訳 — つまり、どういうこと?
上記は国土地理院「指定緊急避難場所」データ上の、洪水に対応する最寄りです。ただし表示されているのは他自治体の施設で、墨田区が独自に指定する避難所は、この国のデータに含まれていない場合があります。 実際には、より近い墨田区内の避難所が開設されることがあるため、必ず墨田区の避難所一覧・ハザードマップでご確認ください。 なお、これらの避難所には「河川が氾濫するおそれがある場合は開設しない」という運用条件が付いています。 荒川など大河川の大規模水害では、自治体が「広域避難」(早めに区の外の親戚宅・ホテル等へ)を呼びかける地域です。 「近くの避難所に行けば大丈夫」が通用しないことがあるため、台風・大雨の見通しが立った早い段階で動くのが基本になります。
この家に住むなら — 備えの優先順位
1火災保険の「水災補償」を必ず付ける浸水0.5m以上の想定がある土地では最優先。この土地では補償を外さない一択です。› 水災補償の考え方へ
2地震保険を付帯する揺れ・液状化の両リスクに効く唯一の金銭的備え。液状化の損害は地震保険でのみ補償されます。› 保険の見直しガイドへ
3在宅避難の備え(数日分)水が引くまでの日数分の水・食料・簡易トイレを上階に。垂直避難がそのまま在宅避難になります。› 防災セットの選び方へ
4停電への備え(電源)水害・地震とも停電を伴いがち。スマホ・照明・情報収集の電源は生命線です。› ポータブル電源の選び方へ
5家族の避難ルールを決める「大雨予報の時点で早めに動く」を家族で共有しておきます。› 家族会議のすすめ方へ
内見・購入前チェック(この物件で聞くこと・見ること)
- 重要事項説明で水害ハザードマップの説明(2020年から義務化)を受け、内容がこのレポートと一致するか確認する
- 基礎の高さ・かさ上げの有無を見る(浸水の想定がある土地では床の高さがそのまま被害の差になる)
- 電気設備・給湯器・室外機の設置位置(地面置きか、高い位置か)を確認する
- 役所(墨田区)で過去の浸水履歴・災害履歴を確認する
- 地盤調査報告書の開示を求める(戸建て・注文住宅なら必須)
- 液状化対策(杭基礎・地盤改良)の有無と内容を確認する
- 建物が新耐震基準(1981年以降)か、できれば耐震等級を確認する
- 火災保険(水災あり)+地震保険の見積りを購入判断の前に取る
- マンションなら電気室・受水槽の位置(地下だと浸水時に長期停電・断水のおそれ)と管理組合の防災計画を確認する
- 避難経路を実際に歩く(夜・雨の日を想像しながら)
出典と、このレポートの読み方
- 浸水想定・浸水継続時間・家屋倒壊等氾濫想定区域・土砂・津波・高潮: ハザードマップポータルサイト「重ねるハザードマップ」(国土交通省・国土地理院)
- 地震発生確率・微地形区分・地盤増幅率: J-SHIS 地震ハザードステーション(防災科学技術研究所、確率論的地震動予測地図 2024年版)
- 標高: 国土地理院 標高API/位置検索: 国土地理院 住所検索API
- 指定緊急避難場所: 国土地理院「指定緊急避難場所データ」(市区町村の指定に基づく)
- 液状化の可能性: 微地形区分に基づく推定(若松・松岡の手法による目安)
- 東京都の地域危険度(町丁目単位): 東京都都市整備局「地震に関する地域危険度測定調査(第9回)」(令和4年9月公表)・CC BY 4.0
本レポートは公開データに基づく参考情報であり、安全の保証や投資・購入の助言ではありません。判定は地図画素・約250mメッシュ等の単位で行うため、 敷地の境界付近では隣接区分の値になる場合があります。最終確認は各自治体の最新ハザードマップ・窓口でお願いします。避難場所の指定・運用は変更されることがあります。
まもいえ mamoie.comReport ID: SAMPLE-BIZ-OSHIAGE

















